フェアレディZ Z33(以下、Z33)について紹介します。
Z33は、日産が2002年から2008年まで製造していたスポーツカーです。
日本国内で、最も高いレベルの自動車レース「全日本GT選手権」で、ベース車両にも採用されたモデルです。
先代のZ32から2年後に発売され、発売から約1年後にはオープンモデルが追加されました。
発表時には「Zは毎年進化する」と宣言され、フルモデルチェンジするまでに計4回のエンジンスペック向上が行われています。
フェアレディZ Z33の中古はなぜ安い?
なぜZ33の中古は安いのかの理由をいくつか例をあげて解説します。
Z33の排気量は3,500ccのため、車の税金が現時点(2023年10月)で、58,000円です。
国産のスポーツカーでは、2,000ccクラスの車がたくさんあるため、車の税金だけでも数万円の差があります。
さらに、Z33同様クーペタイプのスポーツカーには、他社製ライバル車が多いです。
Z33については、維持費など総合的にみても、満足度が高いとは言えません。
Z33を所有するだけで維持費がかかります。
所有しても手放す人も多かったり、総合的に計算した結果だったりで、ライバル車が選ばれてしまうことから中古車ショップに玉数が増えているため安いです。
実用性についても、乗車人数が2人で、積載スペースもあまりありません。
座席に座った際の目線も低いため、周囲の距離感が掴みづらく、乗り心地などについても好みが分かれます。
そのため、実用性としては求められず、あくまで運転を楽しむ車です。
車の中古車価格は、国内・海外の需要も影響してきます。
Z33の場合国内・海外の需要が少ないため、その結果Z33はあまり中古金額が上がりません。
一定層に人気があるのは確かですが、幅広い人気があるわけではなく、比較的年齢層が高い方に人気があります。
しかし若年層は、Z33よりも他社のスポーツカーを好む方が多いため、需要が少なく、売り上げが伸びない印象です。
フェアレディZ Z33は燃費悪い?
Z33の燃費はどうなのか解説します。
Z33の場合、ハイオク限定車のため平均値ですが8.25km/Lです。
燃費は、車の種類や運転の仕方、エアコンの使用頻度により数値が異なってくるのであくまで参考程度です。
しかし、スポーツカーで7kmを超えていますので、極端に悪いということは言えません。
さらに、高速道路などある程度のスピードを保ちながら走れれば、10km/Lを超えることも可能でしょう。
口コミにも「長距離で乗れば10km/Lは軽く超えるよ」や「無給油で600km走れる」などという声もいくつかありました。
昨今のガソリン代価格の高騰のことを考えると、悪くないといえど、給油を満タンにすると大きな金額になりますね。
フェアレディZ Z33は運転が難しい?
Z33の運転難易度について紹介します。
Z33だけではありませんが、車を運転する場合、乗車する車のコツを掴むために乗り慣れることが必要です。
Z33の場合は、上記でも少し触れましたが、車高が低いデザインになっています。
そのため、目線が低いことからフロント部分の距離感が難しく、十字路を曲がる際など、慣れるまで時間がかかる車です。
初心者の方には、前途した視点の低さに加え、全福が広かったり、後方の視野が狭いため車全体の感覚を掴むための練習が必要と言えます。
Z33では、マニュアル車を選択する方が多く、信号待ちからの発進時の出だしの遅れや、速度に合わせたギヤの選び方が難しいという声も上がりました。
フェアレディZ Z33はどんな人に向いている?
ここまでZ33について紹介してきましたが、Z33が向いている人を紹介します。
- 低予算でスポーツカーを乗りたい方
- ドリフト車として導入を考えている方
Z33の場合、年に1度の税金は高くなりますが、車体その分車体価格が低く設定されているため、1年あれば税金代は十分確保できるのではないでしょうか。
燃費も走り方によれば2桁を超えて走行することが可能なため、上手に乗れれば楽しいカーライフが送れます。
また、サーキットでドリフト車として使用する方も多く3,5Lエンジンで自然吸気ながら大排気量がもたらすパワーが大きく、活躍しています。
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