東芝テレビ(レグザ)ですが本当に安いですよね。
今回はそんな安さの秘密について解説します。
東芝テレビが安い理由
結論から言いますと東芝テレビが安い理由は4つあります。
- 生産国の違い
- ブランド力
- 広告費用の削減
- 人件費の削減
生産国の違い
まず一つ目は、生産が国内ではないということです。
生産国は、中国のハイセンス製を使用。
中国製のため、大幅にコストを抑える事が出来ています。
東芝テレビは、「TVS REGZA株式会社」という別の会社になり、ハイセンスグループの一員となります。
ハイセンスとは、中国No.1の市場で世界では4番目になる大手会社。
東芝の技術と、ハイセンス製の部品を共有することで、高性能な液晶テレビを低コストで販売できるということです。
東芝が、国産より低コストを重点的に見ていることや、国内だけでなく海外市場にも視野を広げていることが分かります。
ブランド力
次に、ブランド力の問題。
パナソニックやソニーに比べると、確かに価格は安いです。
しかし、パナソニックやソニーと比べると、東芝は国内でもブランド力が弱い傾向にありますよね。
「『東芝』って知っているけど、最初に思いつくブランドではない」程度です。
逆に、『パナソニック』と聞くと、安心して商品を購入することができます。
国内産をモットーにしているパナソニックの品質は一流です。
その分、「お値段も高いですよ」といったところでしょうか。
人気のブランドに比べるとブランド力が低いことにより、東芝の商品は安いと思われるのです。
ブランド力の低い東芝は、価格で勝負に出ているということでしょう。
広告費用の削減
3つ目に広告費を削減していること。
人気アニメ「サザエさん」は、45年間東芝と契約をしていました。
「日曜劇場」も、同時期に東芝スポンサーを解約しています。
サザエさんは、今でも視聴率20%をキープしている伝説の人気アニメ。
東芝がサザエさんにいくらで契約していたか分かりませんが、サザエさんが放送されている間、CMが東芝のみだとして、1回の放送でおよそ4000万になるのではと言われています。
日曜日のゴールデンタイムですし、週に1回の放送でこれだけ広告費に投資していると考えると、契約を継続するか悩むところですね。
さらに、NYタイムズスクエアの巨大広告も撤去されました。
このように東芝は、広告費を削減してより低価格で販売するようにしたのです。
広告費の影響が強いのは、やはり地上波メディア。
例えば、通常のテレビでCM15秒1本の価格は40万〜75万にもなります。
影響力があるだけに、費用もかなりかかるのが分かりますね。
人件費の削減
最後は、人件費の削減です。
2016年の連結純損益で5500億円の赤字になった東芝は、大規模なリストラに踏み切っています。
その数、国内外合わせて7800人。
不正会計問題があった東芝は、発覚前には6800人のリストラが決まっていました。
そのあと、早期退職や配置転換を行い本社部門から1000人のリストラを行ったとされています。
東芝には、東京大学や早稲田大学、慶応義塾大学と言ったエリートを採用していることもあり、会社の都合で大規模リストラを行うことに賛否の声が上がりました。
最近でも、2020年に770人の早期退職や配置転換を行っています。
こういった人件費の削減も、東芝が商品を安く提供することに重点的においていることが分かりますね。
東芝テレビの悪い口コミ
東芝テレビですが悪い口コミも一定数見られました。
・斜めから見ると白っぽく映るので気になる
・何のモデルがよくわかっていない
・買ってすぐ壊れた
・音が悪い
東芝テレビの初期設定は、目の負担を軽減するための設定で、白っぽく見えるかもしれません。
液晶パネルはVAパネルの広視野角に対応しているため、白っぽく見えることもあるそうで、画面の設定で変えることが可能です。
何のモデルか分かっていないという声もありました。
たしかに、テレビといってもたくさんの種類があって、微妙に違うことで値段が変わってきますよね。
結局、東芝のCMに福山雅治さんや小栗旬さんが出演していたから購入したという声も。
何のモデルかわからず、ただ安いということと起用しているイメージモデルが良かったため、東芝テレビにしたという意見もあります。
他には、買ってもすぐ壊れたという人もいました。
これは、東芝テレビに限らずどこの製造会社でも起こりうることだと思います。
粗悪品を販売しているわけでなく、引きが悪かったと考えるべきですね。
新品が壊れることもあれば、高級品にすぐ傷がつくこともあります。
家電製品の寿命は10年、テレビは5年。
東芝のテレビを10年以上使用している人もいますので、商品に関しては”運”になるでしょう。
また、音の印象がチープ(安っぽい)で悪いという声もあります。
東芝の音質には「レグザ重低音立体音響システム」搭載で、縦に広がる音が特徴的です。
これをよく思う人もいれば、悪いという人もいるので個人の相性になると思われます。
東芝テレビの良い口コミ
東芝テレビの良い口コミはやはり多く存在します。
- 画面が白っぽいという意見もあったが、そんなことなく画質も音質も満足
- Amazonプライムなどの動画配信サービスが使えるのは感動
- コスパがいい
- ゲームモードではブレを抑えた処理でストレスがない
画像や音質に、満足した人も多くいます。
見え方や感じ方は人それぞれですので、東芝テレビと相性がよかったのでしょう。
白っぽいというのは、初期設定のままでよく見られるそうです。
東芝テレビには、Android搭載によりAmazonプライムはもちろんYouTubeも見ることができます。
自宅での時間が増え、こういった機能は嬉しいですね。
ただ、android搭載のテレビは他のテレビにも機能として搭載されています。
東芝のテレビは、機種にもよりますが最大6チャンネルまで予約せず自動で録画することができる機能が魅力でしょう。
これを「タイムシフトマシン」と言って、動画コンテンツが主流になっている現時代にかかせない機能です。
こういった機能が搭載されてあって、さらに安いので、コスパがいいと人気にもなっています。
東芝テレビが安くなる時期とは
東芝テレビが安くなるタイミングとして狙う時期は5つあります。
- 型落ち
- ボーナス時期
- 決算セール
- 年末年始
- 春の新生活応援セール
最新モデルが出る時期
最初は、最新モデルが出る時期です。
当然ながら古いモデルは売れなくなるので、価格を下げてきます。
新モデルが出る1~2カ月前には徐々に価格が下がるので狙い時です。
最も多いのは、春モデルや秋モデル。
東芝は、他のテレビと販売時期をずらしているという噂ですので、周りとの値段に差がつき、余計に安く感じるそうです。
夏・冬のボーナス時
2つ目は、夏・冬のボーナス時期です。
大きな買い物をするのを狙って、値下げしています。
決算セール
3つ目は、決算セールです。
これは、メーカーではなく店舗によって違いがあります。
2月〜3月が総決算になるところが多いので、購入店舗の情報を一早くキャッチすることが大事ですね。
年末年始
4つ目は、年末年始です。
春モデルが出る前のタイミングでもあり、ボーナスが出たタイミングでもありますね。
ただ人気商品は在庫切れになる可能性があります。
繁忙期に購入するとすぐ手元に届かないこともあるので、余裕を持って購入しましょう。
春の新生活応援セール
5つ目は、春の新生活応援セールです。
テレビに限らず家電製品が大幅に値下げされます。
嬉しいのが、まとめ買いするとさらに値引きの対象になることですね。
新生活に合わせて、テレビ以外も一新することができます。
たくさんありますが、絶対離せないタイミングは、型落ちの時期と決算月の時期です。
もっとも値下げしてくるであろうと言われています。
東芝テレビはどんな人に向いている?
東芝テレビは、コストパフォーマンスに優れています。
とにかく安く手に入れたい人には、東芝テレビはいいでしょう。
安いですが、品質が悪いわけでもなくすぐ壊れるという声もごく一部です。
画質や音質にこだわりがある人は、合わない可能性があります。
タイムシフトマシンが搭載されていますので、自宅で過ごす時間がより増えた人や、映画・アニメが好きな人は嬉しい機能ですね。
また、ゲームを趣味にしている人もブレが抑えられてプレイに集中できます。
テレビの買い替えのタイミングと、セールのタイミングが合えばさらにお得に買い求めることができますね。
低価格でテレビの購入を考えている人には、とてもおすすめの商品です。