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ステップワゴンの中古が安い理由とは?人気ない?実際に購入した人の声を調査

ステップワゴンの中古が安い理由や評判について調査しました。

目次

ステップワゴンの中古が安い理由

今回の記事ではステップワゴンの中古車が安い理由をライバル車と比較することで検証してみました。

比較の対象は、現行車の1つ前のモデル5代目ステップワゴン(2015年4月~)と同時期に販売されていた5代目セレナ(2016年8月~)、3代目ヴォクシー(2014年1月~)とを比較しています。

それではいきなりですが、結論から言うと『ステップワゴンはコストパフォーマンスに優れた車』 です。

まずは販売台数ですが、2021年の年間新車登録台数をみてみると、ステップワゴンを含む4車種の中で一番売れているのはヴォクシーで約70000台、セレナは約59000台、ノアは約44000台、ステップワゴンは約40000台でした。
(※2021年の登録車台数で比較したのは現行車の1つ前のモデルでの販売台数を比較するため)

中古車価格は以下の通りです。
(5代目ステップワゴン)
中古車価格:約100~480万円 平均価格約260万円
(3代目ヴォクシー)
中古車価格:約80~400万円  平均価格約240万円
(5代目セレナ)
中古車価格:約90~420万円  平均価格約250万円
(参考:カーセンサー中古車情報)

中古車は需要(人気)が高いほど価格が高くなる傾向があることから販売台数を調べてみました。
ヴォクシーとノアは兄弟車ということから販売台数を合算するとステップワゴンとは2倍以上差があることになります。

このように、ステップワゴンは人気があるとは言いにくい結果となりました。
しかし、中古車価格を調べてみてもヴォクシー/ノア、セレナと大きな違いは見られませんでした。
そこで燃費や走行性能など、車の性能面に目を向けると、ステップワゴンは値段の割に高性能、つまり“コストパフォーマンスに優れている”という印象を受けました。

5代目ステップワゴンのパワートレインは1.5Lガソリンとe:HEV。
燃費は15-25km/L(WLTCモード)

3代目ヴォクシーのパワートレインは2Lガソリンとハイブリッド。
燃費は12.2-19km/L(WLTCモード)

5代目セレナのパワートレインは2Lガソリン+シンプルハイブリッドとe-POWER。
燃費は13.2-18km/L(WLTCモード)

2014年登場の3代目ヴォクシーは設計が古くACC機能、電動パーキングブレーキ、ステアリングアシスト機能がついていません。燃費に関しても優位性がなく、室内全長も短く室内が広いとは言えません。

この点を考慮するとステップワゴンとセレナはヴォクシーよりお買い得な車体だと言えます。
さらに注目するポイントは、ステップワゴンは燃費が15-25kmと非常に優秀です。
ホンダのe:HEVは、基本的に走行はモーターで行い、エンジンは発電用に稼働します。
これは日産のe-POWERと同じです。

しかしe:HEVは高速走行などでエンジンのほうが効率が良いと判断するとエンジン駆動に切り替わります。
この機能によって低燃費を実現しています。

また、ガソリン車のエンジンは1.5L直噴ターボを採用、こちらも低燃費を実現してくれています。
従来の自然吸気2Lエンジンから1.5Lへ排気量をダウンさせ、ターボと組み合わせることでパワー不足を感じさせない力強い走りをサポートしています。先代と比べると燃費が約13%向上したと言われています。
さらに、排気量をダウンさせたことで自動車税でも優遇されます。
このように車体価格は横一列の印象を受けますが、性能面を考慮するとライバルに比べ“コストパフォーマンスに優れた車”と言えそうです。

ステップワゴンの悪い口コミ

良いところの多いステップワゴンですが、販売面で苦戦しているのも事実です。それではステップワゴンにどのような欠点があるのか口コミから探ってみました。
ステップワゴンについて良くない口コミとして調べてみると『エクステリアのデザインがイマイチ』という意見が多くみられました。
こちらの口コミは5代目ステップワゴンに対してのものになりますが、それ以前のモデルにも共通して言えることです。
ライバルのヴォクシーやセレナのフロントマスクはスポーティなイメージです。一方ステップワゴンのフロントマスクは優しい感じで控え目な印象です。
ステップワゴンにはよりスポーティに仕上げた『ステップワゴンスパーダ』があります。販売シェアの8割近くが、このスパーダだと言われています。

ただ、スパーダを選択すると車体価格が上がってしまうため、ノーマルのステップワゴンのエクステリアを改良してほしいところです。
他にもトヨタの兄弟車ヴォクシーとノアの場合、ここでもエクステリアが控えめなノアよりもヴォクシーのほうが人気だった時代がありました。
以上のことから、売れるデザインは“よりスポーティなモデル”と考えられるのではないでしょうか。
ただデザインに関しては個人的な意見が多いので、自分が好きと思えるデザインであれば気にすることでもないので、大きな欠点ではなさそうです。

ステップワゴンの良い口コミ

一方、ユーザーによる良い口コミを見ると『わくわくゲート』が便利という意見が多かったです。他にも静粛性や走行性能による口コミが見られました。

ホンダの新提案“わくわくゲート”、これは大きな縦開きのリアゲートに、横開きのサブドアを設けて使い勝手を向上させています。
狭い駐車場ではリアゲートを開ける際、少し車を全身させてから開けないという場面があります。そういった時はサブドアを使えば、そのような手間が省けます。

他にもサブドアを開けて3列目に乗り込むといったこともできます。
サブドアがあることで縦に線が入るため敬遠する人が多い印象でしたが、実際に使ってみると便利というユーザー様の実体験を基にした意見なので貴重な口コミだと思います。

また、e:HEVモデルはもちろん、1.5L直噴ターボモデルの評判も良く、車内の静粛性は、運転席から3列目に喋りかけても大きな声を張り上げなくても聞こえるレベルのようです。
走行性能においても、低速時から2.4L並みのトルクがあり、坂道や高速の合流地点でも問題なく走行できます。

ステップワゴンはどんな人に向いている?

ファミリー層をターゲットにしているステップワゴン。
元々室内空間には定評があります。3列目シートが床面に収納でき、自転車など大きな荷物を積むこともできます。
そこにホンダ独自の”わくわくゲート”を採用し使い勝手にさらに磨きをかけています。
パワートレインは1.5Lの直噴ターボとe:HEVの2種類。

ともに従来のステップワゴンに比べて燃費も向上し、走行性能も静粛性も良いと評判です。
ファミリー層はもちろん、大人数でよく長距離移動をする人、趣味で荷物を多く積む人にはお勧めです。

その中でもできるだけ車体の購入価格を抑えたい人は1.5L直噴ターボモデル。
価格は上がりますが、より静粛性を求める人はe:HEVを選んでみてはいかがでしょうか。

ステップワゴン以外だとどんなミニバンが人気?

日産セレナ(5代目:2016年8月~)こちらの車もお勧めです

パワートレインはガソリン+シンプルハイブリッドとe-POWERの2種類です。
自動運転機能のプロパイロット(レベル2)が搭載されています。おすすめポイントは『e-POWER』 です。
搭載されているエンジンは発電のみに徹して、走行は全てモーターの力だけで行うことで唯一無二の走りが体感できます。
モーターで走行するということはアクセルを踏んですぐに最大トルクを発揮します。そのため、車内は静かです。

このように、セレナは気持ちいい加速と高い静粛性を実現したモデルです
車内空間もステップワゴンと比べても遜色ないレベルとなっています。

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