今回ですが「しまむら」の安さの秘密について調査しました。
しまむらが安い理由
ファッションセンターしまむらが安い理由を5つにまとめて紹介します。
1.人件費の削減
2.直接仕入れ
3.全国一括管理システム
4.完全売り尽くし
5.三悪追放
安い理由1:人件費の削減
まず1つ目は、人件費の削減です。
ファッション業界で最も多いパート雇用率で、その人数は約8割。
地域によって差はありますが、時給が高いのはパートになります。
しかし年収にすると、パートは出勤日数が限られていたり、年収の壁があったりと正社員より低くなるのが現状です。
1つの店舗の人員の数を減らすことも、人件費削減に繋げています。
しまむらは、ハンガーに吊るして販売していますが、人手やロス時間を減らすことで、少ない人員で店舗を経営することができるのです。
後で説明しますが、コンピュータシステムを導入して、人の手ではなく機械に任せていることも、人手を減らしているポイントになります。
そういう面で、人件費を削減していることが分かりますね。
安い理由2:直接仕入れ
2つ目は、しまむら独自の物流方法で大量仕入れしていることです。
どの業界でも、「大量仕入れ」というのを聞きますよね。
これだけ大量仕入れが取り入れられているのは、製造側も販売側もメリットだからです。
困るのは、問屋さんくらいですね。
しまむらは、問屋が行う部分を自社に取り入れ中間コストをなくすことで、安い販売ができるようになっています。
安い理由3:全国一括管理システム
3つ目は、全国展開のしまむらを一括管理していること。
全て、コンピュータで管理・分析して、各店舗の売れ筋や売れ残りを集計しています。
地域によっては、売れるもの・売れないものは様々。
それら全てを計算し、残った在庫は売れるところで売るよう配当しています。
IT技術が進んでいる現代に、こういったシステムをいち早く導入することが、売上に繋がっているのでしょう。
安い理由4:完全売り尽くし
4つ目は、完全売り尽くししているということ。
先ほどの、管理システムによって在庫を管理・分析して、在庫を残さないようにしています。
大量仕入れといっても、売れない場所に大量にあっては意味がありません。
分析して、在庫商品を徹底的に売りつくす工夫がしてあります。
もちろん、在庫処分として大セールが多いのも、この在庫を残さないことが優先されているからです。
しまむらは、食品を置いていないので期限に関係なく、処分することがないよう長期的に行うことができるのが利点ですね。
安い理由5:三悪追放
最後に、三悪追放の方針をとっているため。
三悪とは「返品禁止」「再値引き禁止」「販売応援の人手は借りない」です。
これは消費者にではなく、製造会社に対しての三悪追放となっています。
つまり、受注した商品は買い取って返品はしないこと。
返品されると、信頼関係というものが少し崩れますよね。
直接大量に仕入れしている為、なおさら関係性は大切になってきます。
値引きも、一度決めたら下げずにメーカーから購入しているのです。
これも、信頼関係が成り立っているといえます。
また、全員しまむらの店員であり、メーカー先からの応援の手は借りないことで経営しています。
主に、家電商品店で見かけますが、商品の知識をもった販売応援を設けることで、商品は瞬時に売れるかもしれません。
しかし、これも人件費がかかります。
販売応援は借りずに、自社の人員で経営していくのが大切としているのです。
こういった方針で、製造側との信頼を保ち人件費をかけずに経営していることが安く販売できる元にもなっています。
しまむらの悪い口コミ
安い一方でこちらのように悪い口コミも見られました。
・ものすごく乾くのが遅くて驚いた
・自分好みを見つけるのが難しい
・数回着たら古着感が出て、生地が安っぽい
・午前中は混雑している
・質がいいとは言えないので流行りものだけ揃える
乾くのが遅いと口コミ投稿した人は、枕カバーを購入しています。
素材的に乾燥するまでに非常に時間がかかるため、洗うのが煩わしくなり使用しなくなったということでした。
安かろう悪かろうといった印象を持ったそうです。
しまむらは、GUやユニクロと違って店内の配置に統一性があまりありません。
言ってしまえば、古着屋さんのようにずらっと似たような服が並んでいます。
そういった意味でも、自分がほしいものは見つけづらくなるということです。
安いだけに生地が安っぽいという意見がありました。
やっぱり気になるのは、質感。
すぐボロボロになるので、流行りのものをワンシーズンで買う程度がちょうどいいですね。
広告のタイミングで来店すると高確率で午前中は混雑しているということでした。
しまむらの良い口コミ
もちろん、しまむらの良い口コミはかなり多いです。
・洋服はダサいので、靴下やタオルなどは十分
・季節に合わせたものが安価で売っている
・話題のアニメやサンリオコラボが多く子ども用にいい
・たまに掘り出し物があったりする
・雑貨や寝具、インテリア用品もある
ひと昔前までは、しまむらと聞くと「ダサいイメージ」がどうしてもありましたよね。
しかしTVで、若槻千夏さんが「しまむら愛用者」と発言してから、若者からも注目されているファッションブランドになりました。
それでも、ダサいイメージが定着している中、小物に関しては使い勝手がいいそうです。
子どもに人気のアニメとコラボしているのが多いことや、トレンドもの、季節ものも安く手に入れる事がしまむらの強みですね。
キャラクターものは、好き嫌いが分かれますが、高いものを買っても子どもはすぐボロボロにするんですよね。
しまむらの服って、可愛いし安いし買いやすいことが、リピートに繋がっていると思います。
洋服以外にも、小物が充実しているのは知っていますよね。
店舗にもよりますが、大きな寝具やインテリアも品揃えがあるみたいです。
何より、人と被らないような掘り出し物を見つけるには、しまむらがベストなのではないでしょうか。
「しまパト(しまむらパトロール)」という言葉が誕生しているくらい、見るだけでも満足できるお店になっています。
目的のものを探しにいくよりは「いいものないかな」とフラッと寄るくらいがおすすめです。
しまむらでより安く購入するコツ
安いしまむらをもっと安価に、お得に購入できる方法をまとめました。
まずLINEで友達登録をすれば、セール情報がいち早くキャッチできます。
LINE限定の割引商品もゲットできるので、友達登録は必須ですね。
クーポンや商品券などの利用はできないので、LINE登録が一番ベストです。
セールされるタイミングも確認しておきましょう。
夏物は6月頃から値下げが始まり、冬物は11月頃から値下げがされます。
最終的に値下げしてから3ヶ月後に、低値で販売されるようになる仕組みです。
これは、在庫を残さないようにするため、さらに買いやすくする工夫がされています。
しまむらでは、毎月21日と23日に値下げをする日と決めています。
たまに22日に行うことがあるので、21日〜23日は狙い目です。
最大半額にもなり、人気商品はすぐに在庫切れになることもあるそうで、早いもの勝ちとなります。
また、月曜日は入荷がない曜日になり、店員さんが値下げ作業を行っているという噂が。
店員が、片手にバインダーを持ってタグを見ている場合、高確率で値下げ作業を行っています。
じろじろ見るのは、怪しいので横目で確認しましょう!
ちょっぴりお得情報としては、レジ袋の返却で1円を返金してくれるそうです。
ほんのちょっぴりお得を味わえますし、環境問題を考えるとかなりエコなことをしている結果になりますよね。
2021年10月からしまむら公式オンラインショップも開設されました。
人気の高いものや、値下げ商品をいち早く買い求める事ができます。
ただ、実際に手にとって商品を確認できないため、試着がしたい人には向いていないです。
しまむらはどんな人に向いている?
「ダサい」から「おしゃれ」商品になったしまむらは、プチプラで流行りを取り入れたい人におすすめです。
欲しい服を見つけに行くというよりは、掘り出し物を見つけるのが好きな人にもしまむらは合っています。
安いので、質感は期待できませんが、新しいジャンルの服を試したい人に、買い求めやすいです。
子ども服が可愛く安いことで、子ども連れには嬉しいですね。
キャラクターものやコラボ服って意外と高いですが、しまむらで安価に購入できます。
人気商品はすぐに売れきれてしまうので、昨年開設されたオンラインショップでの購入がおすすめですよ。
洋服以外も品揃えがありますので、ぜひフラっと寄ってみてください。