プリウスには、いろいろな種類があります。
その中で、今回は「プリウスPHV」について紹介します。
まず「PHV」とは「プラグイン・ハイブリッド」の略称で、家庭用コンセントや専用充電器等の外部電源(プラグ)から直接車のバッテリーに充電可能です。
プリウスPHVの場合、モーターでの走行可能距離が長いので、低燃費で、高速走行も可能です。
また、現行プリウスPHVはルーフに「ソーラー充電システム」を採用しているため、最大約6.1km/日分の電力充電ができます。
プリウスPHVの中古車が安い理由とは
プリウスPHVが安い理由はいくつかありますが4つほど紹介します。
乗り換えるユーザーが増えたため
車を乗り換えるタイミングとして5〜6年が一つの目安といえます。
新発売されて購入したユーザーが、2回目の車検を目処に新しい車に乗り換えることが多いため、中古車ショップの在庫が増えたことが理由の1つです。
ハイブリッドの選択肢が増えたため
また、ハイブリッドの選択肢が増えたことで、「ガソリン車よりも燃料代が節約できるよね」という考え方のユーザーが増えて、PHVは中古車市場に増えていることで球数が増えています。
トヨタ自動車は、2023年1月に新型プリウス、同年3月にPHEV車が発売されたことにより、2代目のプリウスPHVが中古車市場に数多く出回っており、中古車としての金額が安く設定されています。
新型プリウスの影響を受けたため
ハイブリッド車の技術が年々進歩し、新型モデルが出るたびに、古いモデルの需要が落ちます。
今までのモデルから一新したデザイン、燃費や走行性なども飛躍的に向上し、高い人気を集めていることから乗り換えるユーザーが増えました。
今までのプリウスユーザーも、より性能が上がった新型プリウス等に乗り換えることで、中古車ショップにプリウスPHVが増え中古車が安くなります。
自宅で充電できない場合は魅力が半減するため
外部給電機能を装備したプリウスPHVですが、自宅で充電できる環境にないと魅力が減ってしまいます。
急速充電も可能なため、例えば出先の充電スポットを利用し、20分で80%までの充電(カタログ値)もできます。
しかし、自宅で停めている間に充電という使い方でないと、他のハイブリッド車と変わりはないでしょう。
以上の点から、プリウスPHVの中古車が安い理由がわかります。
プリウスPHVの中古車の注意点やデメリットは?
プリウスPHVの中古車の注意点やデメリットを紹介します。
バッテリーの劣化
プリウスPHVには容量が非常に大きいバッテリーが装備されています。
さらに、プリウスPHVはモーターのみで走行できるように、より大容量のバッテリーを積んでいます。
このバッテリー類は、経年劣化に対しても高い耐久性ですが、少しずつ劣化します。
走行距離が増えると容量が減少し、電動走行距離が少しずつ減少します。
ハイブリッドシステムの劣化
また、ハイブリッドシステムもバッテリー類同様に劣化します。
ハイブリッドカーに使われる「電動モーター」「インバーター」「DC-DCコンバーター」と、プリウスPHVには外部充電機能が追加されています。
これらの電動部品には、高い負荷がかかる部品のため、長期間の走行で劣化が進みます。
その結果、ハイブリッドシステムにトラブルが起きやすくなり、部品交換等が必要になる場合があります。
この点に関しては、部品代が1つずつ高額になる場合があるため、大きな出費に繋がります。
自宅に充電設備を準備する必要がある
プリウスPHV自体は中古車ショップから購入できますが、プリウスPHVのメリットを活用するには、充電設備を自宅に置く必要があります。
電動走行が可能になり、走行距離が延びたプリウスPHVですが、外部充電にて電動走行を積極的にしなければ燃費向上になりません。
PHV機能を購入するにあたり、自宅にて充電できる設備を同時購入する必要があるでしょう。
マンションやアパートなど賃貸契約の方にとっては、充電設備を設置できない可能性があるためデメリットといえます。
シャープなデザインが格好よく、燃費が抜群に良い!
プリウスPHVの良い口コミについて紹介します。
プリウスPHVはいくつか代替わりしていますが、機能面だけでなく外観もシャープなデザインです。
セダンとスポーツカーの間のようなスタイリッシュなデザインに惹かれて購入する方が多く、「ハイブリッド機能はもちろんだが、見た目の格好よさに惚れて決めた!」と言う声が多くありました。
また、PHV機能搭載車と言うことで、燃費向上が著しく、「燃費がいいから購入した!」という声が最も多いです。
街乗り程度の場所であれば、プリウスPHVのモーターで走破できてしまうと言う点が、ユーザーにとってのニーズに合っています。
行動範囲が50キロ圏内の方のなかには、通勤に使用している方が多くいます。
渋滞で、スタートストップの繰り返しで燃費が落ちてしまうガソリン車に比べ、モーターでは電力をそこまで消費しないためメリットといえます。
プリウスPHVはどんな人に向いている?
プリウスPHVはどのような人に向いているのか紹介します。
プリウスPHVが向いている人はズバリ自宅に充電環境が整っていて、維持費を安く済ませたい方です!
その理由は2つあります!
1つ目は、プリウスPHVは充電環境が整っていれば、効率よく車を乗りこなせます。
たとえ1日走り回ったとしても、帰宅し充電さえしておけば、翌日には満充電で乗り出せるからです。
2つ目は、維持費についてです。
低燃費もですがハイブリッドシステム搭載車のため、ガソリン車よりもエコカー減税として車を維持していくのに税金等も抑えられるからです。
プリウスPHVオーナーになり、自宅に充電環境を整えられる方には、減税等で浮いたお金で日帰り旅行など、夢が広がります!