ピノキオピー(PINOCCHIOP OFFICIAL CHANNEL)は、ピノキオピーさん自身のオリジナル楽曲を発表しているチャンネルです。
合成音声を再生するボーカルシンセサイザーVOCALOID(ボーカロイド)を使用した、いわゆるボカロ楽曲を制作しています。
イラストやMV制作もピノキオピー自身で行っているものも多く活躍は多岐にわたります。
代表曲は『腐れ外道とチョコレゐト』『すろぉもぉしょん』『ラヴィット』『神っぽいな』『匿名M』。
ピノキオピーは病気だった?
配信やライブなどでの顔出しの際に常にニット帽をかぶりヘアスタイルが確認できないことで、ご病気かとの心配が一部ファンの間であるようですが、ピノキオピーさんご自身から2023年10月現在、病気であるという公表はされていません。
ニット帽はピノキオピーのお気に入りであり、トレードマークにもなっています。
2016年、X(旧Twitter)のポストで、「自分の罹った重い病気をネタに、徹頭徹尾コメディに仕上げているの素晴らしいと思う」という発言から大病を患った経験があるのかもしれません。
大病の経験から産まれた楽曲とは言い切れませんが、ピノキオピーさんの楽曲は病や健康、命をテーマに扱ったものが多いです。
『シックシックシック』『m/es』『よいこのくすり』『余命2:30』『内臓ありますか』など、タイトルや歌詞で思いつくだけでも片手で収まらない数があります。
独特な世界観は少なからずご自身の経験から来ているのではないでしょうか。
現在も楽曲制作・ライブと精力的な活動を続けています。
これからも元気なお姿とVOCALOIDとの素敵な楽曲を見守っていきたいですね。
ピノキオピーは天才?すごさとは?
国内外のリスナーやアーティスト、他のボカロPから天才!と言われるピノキオピーさんですが、どういった点が評価されているのでしょうか?
歌詞や楽曲、編曲を手がけることはもちろん、イラストやMV制作をも一人で行っています。
現在はMV・アニメーション制作を外部の方に発注することもありますが、現在でもご自身で制作することも多いです。
そして基本は一人で作るというスタイルでのボカロ制作を10年以上コンスタントに出し続け、それが定期的にヒットしている点を見てもピノキオピーさんの凄みを感じます。
ピノキオピーさん自身、楽曲を投稿し始めたころは流行りに乗ろうという意図を強く打ち出して制作を行っていたようですが、『すろぉもぉしょん』以降は、自分のやりたいことや伝えたいことと制作する楽曲とのギャップを埋められたと語っています。
以降の楽曲からもブームにのまれないブレない音楽性、世界観の核を感じます。
自然体に時代の流れを敏感に感じ取りながら、それを自分の世界観に落とし込み楽曲にする力に、聴く側は圧倒されていく。
それが現在の評価につながっているのではないでしょうか。
ピノキオピーの楽曲の特徴は?
シリアスから楽しいポップなものまで、多彩な楽曲が特徴です。
パンクやブレイクコアをベースに、心地よく耳に残るピコピコ電子音と飛びぬけた歌詞により中毒性が高いです。
誰しもが無意識に感じながら、日々の中で通り過ぎて行ってしまう些細な感情にフォーカスを当て、
わかりやすい言い回しや印象的で心に残りやすい言葉選びで、どんな年齢層にも刺さり共感をうむ楽曲を多数制作しています。
哀愁や焦燥感を感じる楽曲の中にも、「人間っていいね」という愛が込められています。
そして合成音声であるVOCALOID『初音ミク』が歌唱することで、さらに魅力的な楽曲に仕上がっていることも特徴の一つです。
ピノキオピーのプロフィール
2009年に動画共有サイト『ニコニコ動画』にてボーカロイドを用いた楽曲を発表し、ピノキオピーとしての活動を開始。
現在に至るまでコンスタントに楽曲を発表し、他アーティストへの楽曲提供など多岐にわたって活動されています。