今回は日本トップクラスの学力を誇る「灘高等学校」について評判を調査しました。
灘高等学校はどんな学校?偏差値は?
灘高校は兵庫県神戸市東灘区にある私立の男子校で、偏差値はなんと驚異の79という国内有数の進学校です。
毎年、東大への進学者数は、全国トップクラスとなっています。
学科は普通科のみで、1年次は柔道が全員必須となります。
制服の着用義務がない他、明文化された校則はなく、風紀については大部分を生徒の良識に委ねるなど自由な校風を特徴としています。
しかし、生徒をできるだけ紳士として扱おうとしており、サンダルや半ズボン、ランニングシャツなどによる登校は禁止されています。
灘高等学校が「頭おかしい」との声はなぜ?
灘高等学校を検索すると、「頭おかしい」というワードが出てきます。
一体なぜなのでしょうか。
灘高等学校は日本トップクラスの進学校です。
灘高等学校はというと、合格数は開成、筑駒、聖光学院、桜蔭に続き5番手。合格率は28.6%で開成、聖光学院、桜蔭に続き4番手です。
しかも、灘高等学校は、東大の中でも最難関である東大理三への進学率が大変高くなっています。
きっと小中学生のころから東大理三へ入ることを目標にして灘高校へ進学した生徒も多いことでしょう。
つまり、幼いころから勉強一筋で勉強してきた秀才、天才がたくさんいる学校が灘高等学校なのです。
頭の回転が速すぎるため、一般人からすると、何を言っているのかわからないような生徒も多いのかもしれません。
とびぬけた才能がある人というのは、少し常識はずれなところがある人も多く、そのため「頭おかしい」というワードがでてくるのかもしれません。
でも、実際は「頭おかしい」どころか、とんでもない天才の集団が灘高等学校です。
灘高等学校に「ヤンキー」はいる?
灘高等学校を検索すると「ヤンキー」というワードが出てきます。
超進学校と「ヤンキー」という言葉は結びつかない気がしますが、一体なぜなのでしょうか。
「ヤンキー」というワードがでてきてしまうのは、もしかしたら灘高等学校の校風に原因があるのかもしれません。
灘高等学校は、創立以来自由で伸び伸びした校風です。
勉強でも学校生活でも、強制はせず規則は最小限にとどめ、生徒が自分で判断して行動することを尊重しているのです。
そのため、明確な校則はなく、髪形なども常識の範囲内で自由です。
このような校風ですので、見た目がヤンキーのような雰囲気でも、厳しく注意されることもない学校です。
しかし、実際は勉強熱心で、優秀な生徒が多い学校ですので、学校が荒れているということは全くありません。
自由な分、生徒には自ら求めていく自主性と、自分の行動に責任を持つ自律性が求められ、生徒もそれに応えている学校です。
灘高等学校の強み1:最強の進学校
灘高等学校は、日本屈指の「最強の進学校」と言われています。
東大合格者の数だけみると、関東の開成高校がトップとなっています。
灘高等学校はというと、合格数は開成、筑駒、聖光学院、桜蔭に続き5番手。
合格率は28.6%で開成、聖光学院、桜蔭に続き4番手です。
合格者数だけみると、他の学校に負けているようにも感じるかもしれませんが、なぜ灘高等学校がすごいのかというと、東大理三の合格者がトップだからです。
東大理三というのは『医学部医学科』。
日本最高峰の頭脳集団である東大の中でも理三は実は飛び抜けて学力レベルが高い学科なのです。
理三は東大の中でも別格とされています。
その理三に灘高等学校はなんと14名の合格者を出しています。
桜蔭=10名、筑駒=6名、開成・聖光=3名に対して14名。
関西の学校でありながら、東大理三にこれだけの実績をのこしていることから、灘高等学校は最強の進学校といわれているのです。
灘高等学校の強み2:生徒が主役の学校
灘高等学校は、「生徒が主役の学校」です。
学習も部活動も、主体的な学びが奨励されています。
生徒は教師の指導にただ受動的に従うのではなく、自ら問題を発見し、試行錯誤を重ね、解決の道筋を探すのです。
また、文化祭、体育祭、学芸祭などの学校行事も、生徒達の手で企画・運営されています。多くの生徒達が学校行事の運営などを通して、リーダーシップ、人間関係調整力、コミュニケーション力などの非認知能力を高めていきます。
優秀な生徒が集まっているからこそ、生徒主体の学校生活が成り立っているともいえるでしょう。
生徒達は学校生活のあらゆる局面で、どのような行動が灘校生としてふさわしいのかを自分で考え判断しています。
この学校生活で学んだことが、社会に出たときに大いに役立っていくのでしょう。
灘高等学校を卒業した有名人
灘高等学校の出身の有名人としては、ノーベル化学賞を受賞した野依良治やM&Aコンサルティングを核とする村上ファンドを創設した村上世彰がいます。
さすが、全国トップクラスの高校だけあって、出身者は優秀な方がたくさんいます。
各界で活躍する有名人はたくさんいますが、一部を下記のとおりご紹介します。
【アナウンサー】
吉岡大輔
野村明大
【政治関係】
鈴木英敬:衆議院議員、元三重県知事
米山隆一:衆議院議員、元新潟県知事
上月良祐:参議院議員
西村康稔:経済産業大臣、衆議院議員
飯泉嘉門:元・徳島県知事
盛山正仁:文部科学大臣、衆議院議員
【社長】
山東理二:千代田化工建設社長
橋本康彦:川崎重工業社長
角和夫:阪急阪神ホールディングス社長
江崎勝久:江崎グリコ社長
灘高等学校の学費
令和6年度版になるのですが学費は次のような感じになります。
入学時は年間で120万円ほどかかります。
入学手続時:入学金 250,000円 施設費 250,000円
(引用:灘中学校・灘高等学校)
授業料:468,000円(中) 480,000円(高) (2023年度実績)
学校維持協力金・冷暖房費・生徒会費等:204,000円(年額)
灘高等学校の進学実績やサポート体制
灘高等学校の主な進学実績は下記の通りです。
東京大学66名、京都大学32名、大阪大学6名、慶応義塾大学4名、早稲田大学8名他
灘高等学校は「担任持ち上がり制」です。
原則8人の教員が担任団を編成し、一つのチームとして6年間ずっとその学年を受け持つことになります。
各クラスの学級担任は担任団の教員が交代で務めますが、生徒が学級担任に限らず担任団のどの教員にでも気軽に相談することができる環境があります。
この仕組みにより、学習指導の計画性、効率性、一貫性が保たれ、それが高い合格実績にもつながっています。
灘高等学校の部活動の種類
灘高等学校には、さまざまな部活動があります。
【運動部】
- 陸上競技部
- 水泳部
- 野球部
- サッカー部
- ラグビー部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- ワンダーフォーゲル部
- 柔道部
- 剣道部
- テニス部
- ソフトテニス部
- バドミントン部
- 卓球部
- ソフトボール同好会
- 少林寺拳法同好会
【文化部】
- 物理研究部
- 化学研究部
- 生物研究部
- 数学研究部
- 地学研究部
- 鉄道研究部
- 地歴研究部
- 囲碁部
- 将棋部
- ESS部
- クラシック研究部
- パソコン部
- アマチュア無線研究部
- ブラスバンド部
- グリー部
- ディベート部
灘高等学校の文化祭とは
灘校の一大イベントである文化祭は、毎年5月2日、3日に行なわれています。(昨年は情勢を鑑みて6月に開催されました。)
文化祭は、各部活のブースをはじめとして中庭ステージでの筋肉王やMr.&Ms.コンテスト、視聴覚室や大講堂ステージでの様々なパフォーマンスなど、見どころのイベントがたくさんあります。
高学年のみならず、新入生も委員会や各部活など積極的に運営側に回っており、全校生徒それぞれが、文化祭を楽しんでいます。
灘高等学校のいじめ対策とは
灘高等学校の生徒は、勉強熱心な生徒が多く、また授業の進むスピードも非常に速いので生徒は忙しく、正直いじめなどしている暇はありません。
生徒のほとんどは、いじめなど興味がないのです。
ただそれでも、ささいなからかいや、いじめのようなものはあるかもしれません。
もし、いじめなどが見つかった場合は、学校側は厳しく指導するでしょうし、私立高校ですから、退学もあり得るでしょう。
灘高等学校はどんな人に向いている?
灘高等学校は、自由な校風を重んじる、最強の進学校です。
校則などに縛られたり、学校側に管理されるのではなく、自主的に行動したい生徒におすすめの学校です。
また、将来超難関大学への進学を目指す生徒は、灘高等学校に進学すべきでしょう。
灘高等学校の基本情報
灘高等学校のアクセス
灘高等学校へのアクセスは下記のとおりです。
JR住吉・阪神魚崎から徒歩10分
阪急岡本から徒歩25分
灘高等学校の広報
2023年10月現在、灘高等学校では公式SNS等では、情報発信をしていないようです。
灘高等学校生徒会では、X、facebookを利用しています。