ダイハツムーヴコンテ(以下、コンテ)は、2008年4代目ムーヴの派生モデルとして発売されました。
ムーヴとは違い、直線・平面的な外観となっているのが特徴。
高さ方向以外の室内寸法は標準ムーヴよりコンパクトです。
後席はシートスライドなど機能は省略、代わりに前席の快適性や質感を高め、前席のへの機能を高めた車です。
また、親会社であるトヨタ自動車が2011年秋頃に、軽自動車に参入することを発表し、コンテをダイハツからOEM供給することも発表され「ピクシス スペース」としてOEM供給を開始しています。
ムーヴコンテが生産終了になったとされる理由
コンテが生産終了になったとされる理由を紹介します。
これらがコンテの生産終了になったとされる理由です。
どんなに性能がよく、人気車種であっても生産終了の時期は訪れます。
「自動ブレーキ」搭載車への移行期で、他車も移行していました。
この機能は、車の基本的な部分でいじったり、後付けしたりできるものではありません。
コンテの場合も設定が古く自動ブレーキの搭載が困難でした。
また、現場コンテのまま、低燃費装置「スマートアシスト」や「8インチ以上の大型ナビ」の装着も難しく、装着するには、根本的にベースから作らなければなりません。
さらに、コンテも人気がなかったわけではないですが、競合車種と勝負していくためには、売れ行きも考えなければなりません。
元となったムーヴが2回程度フルモデルチェンジをしているため、「コンテもモデルチェンジか!?」と噂されましたが、モデルチェンジをする事はありませんでした。
また、軽自動車の売れ筋がセダンタイプからトールワゴンやハイトワゴンへ遷移しコンテがあまり売れなくなりました。
そのため、新たにこの機能や新型車種を考慮し、ダイハツからも新型車種「ムーヴキャンバス」の登場により2016年7月に生産終了に踏み切ることになりました。
ムーヴコンテは燃費悪い?
ムーヴコンテの燃費について「悪い」という声があったので実際どうなのか紹介します。
ムーヴコンテのカタログ燃費
4WD25.0Km /L
CVT27.6Km /L
実燃費
レギュラー15.13Km/L
ハイオク17.73Km/L
エアコンの使用頻度や、アクセルの踏み込み具合により全く違う結果になるので、あくまで参考程度です。
この車は先ほど紹介したスマートアシスト等が非搭載の車のため、最近の車と比べてしまうと差があるように感じます。
しかし、軽自動車で15km以上走るのであれば一概に悪いとはいえません。
また高速道路を走行することによりさらに燃費がよくなっている結果も見られます。
ムーヴコンテの良い口コミ
ムーヴコンテの良い口コミについて紹介します。
セカンドカーなどで使用される方も多く、コンパクトでキビキビ走ってくれることから、通勤や買い物など「ちょっとそこまで」の利便性が高いです。
また、軽とは思わせないような車内の広さが、乗車中もゆったり過ごせるので、軽としては窮屈感を感じさせないでしょう。
通勤時はコンテに乗り、休日ライフは自身の趣味に合わせたカーライフを楽しめます。
軽で高速走行をすると、風の煽りなどフラつきが不安という方もいます。
しかし、コンテは高速連続走行でも、多少の風切り音はありますが、安定性を重視しているため、煽られるような不安は感じさせません。
コンテは、窓が大きく設計されているため、視界が広いです。
そのため、見通しが悪い交差点や、住宅街など狭い道を走っていても、運転席から周りを見渡せるので安心です。
ムーヴコンテの代わりになる車とは?
コンテが生産終了になりましたが、当時の新車価格で103万円〜148万円でした。
コンテの代わりの車となる車があるのか紹介します。
昨今の物価高騰であったり、ディーラーやその他カーショップで金額も変わってくるのであくまで参考価格です。
新車の価格で見ても、機能面でみてもデザインは少し異なります。
しかしアルトはコンパクトな為、コンテのように狭い住宅街や、路地でも無理なく走れます。
N-WGNは機能面でも運転手をサポートしてくれる安全装備パッケージ「ホンダセンシング」が全車標準装備で、コンパクトでありつつ安心して乗れます。
ご自身の車の好みによって選択肢は変わりますが、参考となれば幸いです。