ミラジーノの中古が高い理由や評判について調査しました。
ミラジーノの中古が高い理由
ダイハツ・ミラジーノが高い理由は「レトロで可愛いデザイン」「燃費がいい」「25年ルール」などが考えられます。
ミラジーノは1999年に初代が登場し、2004年に2代目へとモデルチェンジをしています。
そして、2008年に生産終了となり約10年の歴史に幕を下ろしました。
残念ながら新車で購入することはできませんが、中古車市場での人気から高い価格で販売されています。
初代 (1999-2004):新車価格は86.8~131.8万円
中古車平均価格42.1万円
2代目(2004-2008):新車価格は98.7~138.6万円
中古車平均価格29.4万円
(2023年4月現在のカーセンサー登録車参考)
レトロで可愛いデザイン
丸目のヘッドライトなど「ミニ・クーパー」(ローバー)を連想させるレトロなデザインで人気を集めています。
そのデザインテイストは2代目にも踏襲され、メッキパーツを数多く用いて懐かしさを持つ、愛らしいスタイリングを表現しています。
燃費がいい
燃費は16km/L~23km/L【10 ・15モード】、実燃費では9km/L〜17km/Lとなっています。
2WD、4WD、ターボ搭載車などモデルや走り方によって燃費は異なりますが、良いもので17km/L前後というデータがあります。
また、初代と2代目を比較すると初代の方が2km/L程度高くなっています。
25年ルール
アメリカには「25年ルール」と言われるルールがあります。
アメリカでは右ハンドルの車の輸入を認めていません。
しかし、製造されてから25年経過した車は輸入が認められます。
更に排ガス規制や関税も対象外となります。
1999年に登場した初代ミラジーノは2024年に、この25年ルールが適応されることで価格が上昇しているのではないかと考えられます。
既にアメリカではスズキのカプチーノなどの日本のスポーツカーが人気を集めていることから、ミラジーノも例外とは言えません。
ミラジーノの悪い口コミ
人気車の一つに挙がるミラジーノですが悪い口コミも一定数見られました。
車の塗装が気になる
初代ミラジーノが登場してから2024年で25年、2代目ミラジーノも20年が経ちます。
年数経過によりメンテナンスや予備整備など、年式の浅いものに比べると確実にトラブルや故障のリスクが高まります。
塗装面においても、錆の問題があり、購入後に再塗装をおこなうなどで修理費が高くついたという声がありました。
車内が狭い
1〜2人で乗る分には十分だけど、後部座席が狭いため4人乗車は厳しい、また荷物が載せられないという口コミがありました。
現代の軽自動車は空間効率が考えられているため、それらと比較すると不満の声が挙がってしまうのは当然と言えます。
エアコンの効きが悪い
エアコンの効きが悪くて、冬など寒い季節はつらい。
本人は気に入って乗っている車だからいいけど、同乗者に気を遣うという意見もありました。
ミラジーノの良い口コミ
次のような良い口コミが見られました。
運転するのが楽しくなるデザイン
個性的なデザインに惹かれて購入する方が多いです。
ツートンカラーモデルもあるなどカラーが豊富で選ぶ楽しさがあります。
ミラジーノ専門店もあり、予算が許せるなら再塗装してオリジナルカラーにカスタムすることで、さらにお気に入りの車へと近づけることができそうです。
内装にはウッド基調のハンドルとインパネが施されていて高級感を演出してくれています。
乗るたびに好きになって、お出かけが楽しくなるという口コミがありました。
最上級グレードにターボ車を設定
初代ミラジーノは販売当初からターボモデル、「ミラジーノ・ターボ」が設定されていました。
ミラジーノ・ターボは最上級グレードの位置づけで、5MTと4ATのトランスミッションにFFまたは4WDの組み合わせがあり、ルックスだけではなく走行性にこだわりたい人をターゲットにしたモデルでもあります。
FFの5MTのターボモデルの重量は760kgと車体重量も軽く軽快なことからサーキット仕様に改良して楽しむ人もおられるのも人気の1つと言えそうです。
ミラジーノはどんな人に向いている?
ミラジーノは軽自動車ということもあり、小回りが利きます。
そのため、運転もしやすく女性をターゲットにしている車です。
しかし、初代ミラジーノにはターボモデルが存在しデザインだけでなく走りのよさにも定評があり男性にも人気があります。
2代目ミラジーノはターボモデルが廃止され、より女性向けの車となっているので、デザインだけでなく走りも楽しみたい方は初代ミラジーノ・ターボをお勧めします。
登場してから長い年月が経過しているので、トラブルが発生する可能性はありますが、個性的なデザインは今も人気です。
カスタムパーツも多く、ミラジーノ専門店もあります。
車を「修理するよりもカスタムする」という気持ちでカーライフを楽しめる方にはお勧めできる車です。