静岡県静岡市清水区の美保の松原について紹介します。
三保松原とは
三保松原は、静岡県静岡市清水区の三保半島に位置する日本を代表する景勝地です。
日本新三景、日本三大松原にも選出されており、世界文化遺産「富士山信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にも登録されています。
三保松原は約7㎞ほど海岸に渡って松が群生しており、松の緑と海と空の青、松のあいまから差し込む日の光が美しい場所です。
また富士山を眺望することができ、まさに世界遺産の登録通り「富士山信仰の対象と芸術の源泉」となった場所と言えます。
実際にかの有名な浮世絵師歌川広重も題材としており、その他数々の和歌にも詠まれており、昔から三保松原が富士山信仰を助け、人々に愛された場所であったことがわかります。
さらに三保松原には、天女と地元漁師の出会いを描いた物語「羽衣伝説」の舞台となった松も植わっており、今ではパワースポットとしても有名です。
三保松原が「がっかり」との声はなぜ?
三保松原は昔から有名な景勝地であり、静岡県静岡市を訪れた際はぜひ一度は見ておきたい場所です。
しかし中には「がっかりした」という声もあります。
世界遺産にまで登録された有名な景勝地であるはずなのに、なぜそのような感想が聞こえてくるのか、以下の理由が考えられます。
天候によって左右される。
富士山が思っていたよりも小さかった。
浜辺のゴミ問題。
三保松原は素晴らしい景勝地ですが、どうしても天候に左右されがち。
天候の良い日の綺麗な富士山、海の青さと松の緑、波の音を聞きながらの散策はいうことなしです。
しかし反対に曇りの日などは、富士山を見ることができず、結果的に「がっかりした」という感想に繋がってしまっています。
昔から富士山とともに人々に愛された場所であるため、富士山あっての三原松原という側面があります。
さらに口コミを見てみると、「思っていたよりも見える富士山が小さかった。」という声もありました。
有名な歌川広重の浮世絵を想像して訪れた人々からしたら小さく見えてしまうのかもしれません。
また富士山のおひざ元から見る富士山ほどは確かに大きくないのも事実です。
「浜辺のうちあげられたゴミが景観を損なっていた」という声もありました。
これは現代ならではの問題で、三原松原にだけ言えることではありません。
地元の人々がゴミを集めるなどして、景観を守る取り組みをしているようですが、なかなか追いつかないのが現状ではないでしょうか。
人々が環境に配慮しつつ、三原松原を楽しむことが大切です。
三保松原の良い口コミ1:松に富士山に海が最高!
日本新三景にも選出されるほど、日本を代表する景勝地である三保松原は、散策がおすすめです。
特に7㎞に渡って群生する松と海、そして富士山を見ることができる景色は最高です。
御穂神社に続く道にも松が並び、「神の道」と言われており、その荘厳さに背筋がのびるようです。
実際に「神の道」を訪れた人の口コミを調査すると、海に松に富士山、日本人に刺さる景色がすべてそろっていると評判のようです。
またその先には「みほしるべ」という無料の資料館もあり、三原松原の歴史と富士山との関わりや浮世絵などの芸術を学ぶことができます。
実際に三保松原を訪れた多くの人が散策を目的としています。
松に海に富士山という日本らしい素晴らしい景色を堪能しつつ、ゆっくりと散策することがおすすめです。
三保松原の良い口コミ2:癒しとパワースポット!
三保松原内にある御穂神社は、天女が舞い降りたという「羽衣伝説」の舞台としても有名ですが、パワースポットとしても有名です。
御穂神社の御神体は、羽衣の松とよばれる松で、天女が羽衣をかけた松という言い伝えがあります。
羽衣の松は、現在三代目の松です。
また羽衣の松は、御穂神社で祀られている三穂津彦命・三穂津姫命が降臨する際のよりしろでもあります。
そんな御穂神社は日本武尊によって創建されたといわれる由緒正しい神社であり、境内にある木製の神馬が「何でも願い事を叶えてくれる」と有名なパワースポットでもあります。
なぜ「何でも願い事を叶えてくれる」と言われているのかは、神馬の別名「叶え馬」に由来しています。
さらに羽車神社という小さな神社もあり、そちらでは石に願い事を記入して奉納するという風習があり、足元をよく見てみると石に願い事が書かれているのを見ることができるでしょう。
絵や和歌にも詠まれる景観に癒されつつ、パワースポットをめぐってみるのもおすすめです。
三保松原の楽しみ方とは
三保松原の楽しみ方は、ズバリ散策です。
ゆったりと景色を楽しみながら、散策をすることができます。
特におすすめの流れは以下の通りです。
- 富士山と松を眺めながら、海沿いを散策。
- 御穂神社へのお参りをし、「みほしるべ」で三保松原の歴史と芸術に触れる。
ぜひゆっくりと三保松原を散策し、日本新三景を堪能してみてください。