今回は、高専の評判について調査しました。
高専(高等専門学校)とは
高専とは、高等専門学校のことで、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関のことです。
後期中等教育段階を包含する5年制(商船に関する学科は5年6か月)の高等教育機関であり、「深く専門の学芸を教授し職業に必要な能力を育成することを目的」として設立されました。
主に機械、材料、電気、情報、化学、建築系工学•商船系の専門教育を施すことにより実践的技術者を養成することを目的にしています。
2022年時点で57校(国立51・公立3・私立3)あります。
偏差値は、48-69と高専によりばらつきがあります。
5年制の課程を終えた卒業生の過半数は就職を選択しますが、就職率はほぼ100%です。
高専の偏差値が高いのはなぜ?
高専の偏差値が高いという口コミがあるのですが、なぜ偏差値が高いと言われているのか考察しました。
高い理由1:倍率が高いため
高専の倍率は、全国各地にありますが、どこも2倍以上あり、公立高校よりも倍率が高く難易度が高く入学しにくいため、偏差値が高いと言われていると考察しました。
高専には寮があるところもあるので、全国どこの高専でも受けることができて、自分が学びたい学科がある高専を受けることができます。
倍率が高くても、自分が学びたい専門の学科を目指して頑張る学生が多いので、必然的に偏差値も上がりますね!
高い理由2:専門的な分野を学ぶため
高専の偏差値48-69です。
偏差値にばらつきはありますが、57校中52校の高専が偏差値50以上を超えているため、ある程度の学力がないと入ることができません。
高専は5年間を通して、一貫して専門性の高いことを学ぶことができます。
15歳の時点で、学びたいこと、将来やりたいことの方向性が決まっている子が受験することが多いこともあり、意識が高い子が多いので偏差値が高いと考察しました。
中学3年生時点で、自分が学びたいことの方向性を決めている子が少ない中で、専門的なことを学びたいと思える子がいるのはすごいですよね。
高専の良い口コミ1:専門的な知識が学べる
高専は、5年生まであり、主に機械、材料、電気、情報、化学、建築系工学•商船系の専門教育を一貫して受けることができます。
中学卒業後の早い時期から専門科目の勉強が始められます。
高専では、1年生から専門科目があるので、将来進みたい分野が決まっている子からすると、その分野について早くから学ぶことができるのは大きなメリットです。
座学だけでなく、実習や実験も多く、早い段階から学びたい分野のことをメインに学べるので早くから身につくという口コミが多くありました。
高専を卒業したあとは、就職をする子も多いですが、専攻科(高専でさらに2年学ぶ)か主に国立大学にも編入することができます。
大学の編入試験に合格するとその大学の大学3年生(東京大学、京都大学は2年時)になれます。
専門的な知識を持っていることで、編入試験では少ない教科で受験することができるのもメリットです。
広く浅く学ぶより、狭く深く学びたいという子には高専はぴったりですね。
高専の良い口コミ2:就職率が良い
高専では、就職希望者に対する求人倍率は高校卒・大学卒を大きく上回り就職率はほぼ100%となっているなっています。
高いレベルの実験や実習など実践的な教育が受けられるように、研究設備が整っていて、5年間の高専生活の中で、かなりの知識と技術が身につくため、多くの企業から声がかかるという口コミがありました。
国立高専には企業が抱える技術的課題を解決するために、約4千人の教育や産学コーディネーターなどが対応する技術相談や共同研究、受託研究制度も設けられています。
また、授業や課外活動で習得した知識や技術を発表できる場として、全国規模のコンテストなどを開催しています。
ロボコンやプロコン、デザコンなどレベルの高いものが多いです。
コンテストに出場することで、チームメイトと協力しあい、コミュニケーション力も養うことができます。
出場に関する資料作成、計画性などさまざまな力が身につきます。
このような経験から、就職活動においても、企業からの評価も高くなり、高専出身者の就職率も高くなるようですね!
高専はどんな人に向いている?
高専は、以下のような方に向いていると思います。
- 専門的な知識を身に付けたい方
- 学費が安いところに行きたい方
- 手に職をつけて早く働きたい方
高専は、進路が決まっていて、学びたいことが決まっているという方には5年間を通して、一貫して学ぶことができるので、専門的な知識を身につけることができます。
公立の高専が多いので、私立の高校や大学に行くよりも学費が安いです。
また、専門的な知識を学び、実習や実験、コンテストなどに出て経験を重ねることで社会に出ても通用する方が多いようですね!