フェルミ研究所とは豆知識や雑学、時事ネタ、日常の疑問など、多くの人の目に留まるような身近な題材を取り扱う漫画形式動画です。
2016年にチャンネルが開設され、2023年時点では200万人のチャンネル登録者がいます。
１話あたり4分程度の動画で、「隙間時間に分かりやすく簡潔にタメになる話を聞ける」と話題になりました。
イラストレータさんが手がけるかわいいキャラクター達も人気です。
ですが、再生回数の低下や「水戸リョウ」さん自身の「興味が変化した、フェルミ研究所のこれからを考えても熱意と時間がないため潮時だと思った」という理由から2021年7月16日に活動を終了しています。
フェルミ研究所が「ひどい」「炎上」との声はなぜ？
フェルミ研究所は年代問わず様々な人に親しまれていますが、実は「酷い」「嫌い」といった言葉がSNS上で見られています。
・課金が納得いかない
・情報が正しいのか疑わしい、極端な内容すぎる
・差別や偏見的な内容
・イラスト、声が好きじゃない
と言った声がいくつか上がっていました。
誤情報を動画に載せた事で炎上した事もありましたが、フェルミ研究所自身は「文献を参考にちゃんと調べて脚本を作成している」とX(旧Twitter)上で発言しており、
色々な情報が飛び交う世の中で正しい情報を発信するのにソース1つだけでは難しのではないか？と話題になりました。
また、差別的なコンテンツが増えた、男尊女卑的な内容の動画が最近増えたのではないか？
というコメントも見られています。
登場するキャラクターや、キャラクター達の声や喋り方が苦手だ、という方もいました。
フェルミ研究所には可愛らしい声の声優さんが多く登場します。
印象に残る声でキャラクターにあった特徴的な喋り方をしていますが、好き嫌いが分かれてしまい苦手だと感じる方がいるようです。
フェルミ研究所とフェルミ漫画大学の違いや関係って？
「フェルミ研究所」と「フェルミ漫画大学」は同じ運営者が開設したチャンネルです。
「フェルミ漫画大学」は2020年に活動を開始されました。
「フェルミ研究所」はストーリー性があり、一つのテーマに沿って話が進んでいくのに対し「フェルミ漫画大学」はフェルミが読んで本当に良かった本を要約して紹介したり、考え方などをまとめているチャンネルです。
両方とも漫画で楽しく学べるといった点は同じですが、「フェルミ漫画大学」はハウツー本を紹介する事で高い年齢層にも人気が出ています。
また、「フェルミ研究所」では様々なキャラクター達が登場しましたが、「フェルミ漫画大学」はツインテールがトレードマークの「望月りん」が講師役を務め可愛らしい声と大人びたキャラクター性が人気を博しています。
フェルミ研究所・漫画大学は著作権侵害にならないの？
ネット上では「フェルミ研究所•漫画大学」は著作権侵害にはならないのですか？という疑問がいくつか上がっています。
結論から言うと著作権の侵害には該当しません。
フェルミ研究所は様々な文献を参考に脚本を作成していますが、それらを自分自身の言葉で語っているため問題はない、と言えます。
フェルミ漫画大学に関しても、紹介している本を個人の感想をもとに自分自身の言葉で解説し、脚本を作成しています。
単純な本の要約だけだと著作権の侵害に該当しますが、フェルミ漫画大学は「この本は日常生活をどう変えることができるのか、どう役立つのか」アイデアを抽出してフェルミ自身の言葉で語っています。
本を読んでどう解釈したのかを説明するのは個人の表現の自由になります。
また、出典源を明らかにする為に概要欄にリンクを毎回貼っているので問題ないと言う事がわかります。
しかしながら、線引きは非常に曖昧でもあり中には判断が難しい場合もあるでしょう。
フェルミ研究所の現在は？引退理由は？
フェルミ研究所は2023年9月現在も活動を休止されています。
その一方でフェルミ漫画大学のほうは週1本くらいのペースで活動を続けており、最新動画を見ることができます。
ファンとしては、フェルミ研究所に復帰して欲しいと願うばかりですが、「熱意がなくなった」「時間がない」といっていることからもしばらくはフェルミ漫画大学1本で他のことに注力されているのかと思われます。
不定期で更新が開始される可能性はありますが、もう少しかかるかもしれませんね。
いつもお世話になってます。
（引用：フェルミ研究所）
急になるのですが、今日でフェルミ研究所の更新を終了にさせていただきます。
今まで応援してくださった方、本当にありがとうございました。
終了する理由は、再生数の低下と自分の興味が変化したこと、また今はフェルミ研究所の先を考える熱意と時間がないため、そろそろ潮時かなと思い決断しました。
このチャンネルでは本当に色々なことを勉強させてもらいました。
ありがとうございました。
フェルミ研究所が人気の理由とは
フェルミ研究所は日常の豆知識やタメになる事、もし◯◯だったら？というテーマの動画などで視聴者の好奇心を刺激し、特に若い年齢層に人気です。
再生回数は殆ど100万を超えており、登場する個性的なキャラクター達が繰り広げる様々な展開が視聴者の笑いをとっています。
フェルミ研究所が取り扱う動画で、悩みが解決したり、知識が身についたり、探していた答えが見つかった、という声が多く寄せられています。
それが、フェルミ研究所の人気の理由と言えるでしょう。