今回は中古のデミオが安い理由について解説します。
中古のデミオが安い理由
中古のデミオが安い理由、それはずばり「アップデートによって型遅れモデルの値段の下落が加速しているから」です。順を追って説明していきます。
3回の大きなアップデート
デミオは1996年から発売されている車で、3回大きくアップデートをしています。現行モデルは2014年から製造されている4代目で、これがデミオのイメージに最も近いデザインをしていると思います。
デミオは、先代の1〜3代目のモデルと現行の4代目のモデルとでは、同じ車とは思えないほどデザインをリニューアルしています。現行のモデルは同マツダのアクセラにも似たスタイリッシュな見た目をしていますが、このモデルと比較すると先代のモデルは幾分か見劣りしてしまいます。
先代と現行モデルの機能面の差
さらに、デミオは先代と現行モデルとでは機能面でも大きな進化をしています。
デジタルディスプレイなどの機器は、運転手が運転に集中できるよう新世代の機器を採用し、直感的な操作を可能にしている他、エンジンにも改良を加え、燃費性能と走行性能を同時に向上してます。
安全面にも大きく力を入れ、自動ブレーキシステムや車線逸脱警報システムなど、ドライバーが安心して運転できるような仕組みを揃えています。
これらの背景により、先代のデミオのモデルの人気が下がり、結果的にデミオの中古価格が落ちたと考えられます。
中古のデミオの悪い口コミ
ここでは、2013年以前に作られた1〜3世代のモデルについてまとめています。
デミオには大きなデメリットが2つ存在します。それは、パワー面と車内空間です。
口コミでは、デミオは非力だ、という声が多く寄せられていました。高速道路の合流や急坂ではアクセルを大きく踏み込む必要があり、エアコンをつけるとさらに厳しくなる、といったコメントがありました。
特に大きな問題点として挙げられていたのが発進時で、燃費を向上するためか信号待ちなどの停車から発進するまでがほかの自動車に比べて大きく劣っていると不満の声がありました。
また、車内空間についても多く言及されていて、「後部座席の天井が低く感じる」「背が高い人が乗ると圧迫感がある。時々頭をぶつけることもある」「収納スペースが少ない」などといったコメントは多く寄せられていました。
デミオの良い口コミ
続いて、デミオのメリットについてもまとめていきます。
デミオのモデル全体に言えるのは、車自体がコンパクトなため小回りがきくことです。狭い道でも入りやすく、駐車などもしやすいのは大きなメリットとも言えます。
また、4世代のデミオでは、内装と見た目のデザイン性が良いといった口コミが多いです。
「内装がおしゃれでテンションが上がる」「高級車のような見た目でおしゃれ」といったコメントが多く、たくさんのドライバーがそのデザインに満足していることが分かります。
4世代はパワー面も大きく改善されていて、加速が良くなった上に燃費性能まで改良されています。問題であった坂や高速道路でも十分な加速を発揮し、スムーズに快適な運転を実現しました。
デミオはこのように様々な魅力を兼ね備えています。
中古のデミオはどんな人に向いている?
最後に、中古のデミオの購入が向いている人についてです。
まず、1〜3世代の先代モデルについてですが、これはとにかく安価な中古自動車が欲しい方に向いていると言えます。
ほかの中古自動車と比較しても走行距離の割に安価で売られがちなので、コスパの良い中古自動車と言えます。格安で自動車を手に入れたい方には1つの選択肢となるでしょう。
また、4世代のデミオは、価格面よりも見た目や走行性能などを重要視する人に向いていると言えるでしょう。
先代のデミオより割高ではありますが、その分デザインや燃費などに力を入れているので、より快適に自動車を走らせることができます。
デミオは、世代によって違いはあれど、どれも十分な魅力を持った車なので、もし興味を持たれたら購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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