大手旅行サイトのagoda(アゴダ)ですがかなり安いですよね。
今回はそんな安さの秘密を調査しました。
agoda(アゴダ)が安い理由
agodaが安い理由としては以下が起因していると考えられます。
・高い集客力と低価格の客室を確保できる交渉力
agodaの安さの理由は他社に負けない圧倒的な集客力とそれによる仕入れ力によって、他の旅行代理店よりも優れた競争力のある価格の部屋と大量の宿泊在庫を抑える事に成功している事にあると考えられます。
そもそも、旅行代理店を通じての予約の方が直接ホテルに予約を取るよりも安い場合があるのは何故でしょうか。
それは、宿泊施設や航空会社は、単独で販売しても、集まってくるお客様が少ないため、集客力のある旅行代理店へ直販よりも安い価格で卸すことによるのです。
直接お店に出向いて予約をする対面式旅行代理店においても、この手法によって直販よりも安い価格での提供を実現しています。
旅行代理店の強味は、高い集客力であり、それを頼りにしている宿泊施設との交渉によって実現する「高い仕入れ力」なのです。
では、agodaは何故その様な高い仕入れ力を実現させ、宿泊施設や輸送会社から安く部屋を確保出来ているのでしょうか。
特徴1:世界最大規模のOTA(OnlineTravel Agency:オンライン旅行会社)としての強味
その特徴として、1つ目に世界最大規模のOTA(OnlineTravel Agency:オンライン旅行会社)としての強みがあり、宿泊施設との交渉が有利に働いていると考えられます。
agodaはOTAでの売上世界第1位である、Booking Holdings Inc.のグループ会社です。
Booking Holdings Inc.は世界224の国と地域に旅行関連商品を合計2,823万件掲載しており売上は年間約1兆6,400億円という規模であり、一方で、agodaは200ヵ以上の国や地域に、約270万の宿泊施設の予約が39ヶ国語対応ということからも、世界中での利用者の多さがわかります。
agodaとBooking Holdings Inc.との協力体制は強く、一部の宿泊施設の予約はBooking Holdings Incのサイトでの予約となるなど互換性も高く、世界最大規模の予約サイトと行っても過言ではありません。
特徴2:日本の旅行代理店・航空会社との提携による日本での販売力の強化
高い仕入れ力に繋がる特徴の2つ目としては、JTB、楽天ライフステイ、ANAとの業務提携等に見られる様に、日本の有名な旅行代理店と航空会社との連携があります。
2016年12月、日本最大手の旅行会社である株式会社JTBとagodaの日本の業務提携が開始し、JTB取り扱いの「るるぶトラベル」の宿泊施設が予約可能となりました。
2018年7月には楽天LIFULL STAYと業務提携し、同社が運営する民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY」の民泊在庫をアゴダでも扱うなど、積極的に日本法人と連携をして日本の宿泊施設の取扱件数を広げています。
2022年には、ANAとの業務提携を行い、agodaが得意とするホームページの開発技術と宿泊施設の提供により、航空券やレンタカーを予約すると同時に世界各国の約150万軒以上の宿泊施設も予約可能な新たなホームページをリリースしました。
この様に、agodaは知名度が少ない日本においても、宿泊施設取扱数や航空会社との連携をスピード感をもって進めており、今では大手の宿泊代理店の取り扱う宿泊施設も予約が出来るほどに成長を遂げ、今も尚、その成長スピードを加速させています。
その他、日本での代理店との連携だけでなく、agodaが独自でシステム開発しているAIを駆使し、顧客のニーズを読み取りオススメのプランを提示する機能がホームページに組み込んだ点は今までの日本の旅行代理店には無かった取り組みであり、注目すべきです。
この様な新しい試みと、Booking Holdings Inc.という親会社の世界的に多くの利用者を誇る確かな販売力が、agodaの確かな集客力と販売力の証明となり、宿泊施設の信頼を勝ち取ることで、安い価格を実現させているのです。
agoda(アゴダ)の悪い口コミ
幅広い日本の旅行代理店と提携を広げるagodaですが、下記のような悪い口コミも見られました。
・実際に宿泊施設に行ったら予約が入ってなかった
・予約の時にエラーが沢山でた
・メールの返信が5日かかった
・英語でメールの返信が来る
・問い合わせ対応が悪い
予約が入っていなかったという口コミも何件かありました。
agodaは民泊などのマイナーな宿泊施設も扱っており、民泊の場合はフロントもないため、チェックインルールが曖昧になっていて、当日現地へ行って、家を訪ねても、チェックインも、電話も繋がらないという悪質な宿泊施設がある様です。
あるホテルでは、agodaから予約した事と名前を伝えても該当がなく、「Booking Holdings Inc.」経由で予約が入っていたということがあり、一部の宿泊施設は、Booking Holdings Inc.サイト経由での予約になるので、チェックインの際は注意が必要です。
日本で勢いを増すagodaですが、安く泊まれて何もトラブルがなければ良いものの、フロントのないホテルでのトラブル、電話が繋がらない事がある、といったことがありますので、困ったときにスピード感のある対処が出来る様な、細かいサービスの向上が求められています。
より詳しい口コミが気になる方は下記記事も参考になるかと思います。
また、解約を考える場合は下記記事が参考になります。
agoda(アゴダ)の良い口コミ
もちろん下記のように良い口コミも多く存在します。
・他のサイトよりも安い
・安くて驚いた
・前日までキャンセル料金がかからないホテルが多い
・前日キャンセルしたが、料金がきちんと戻ってきた
・ベストプライス保証で安くなった
・チケットが同時に取れるのが良い
・子供料金が細かく設定されていて良い
・奇麗なホテルに安く泊まれた
安くて使ってよかったという口コミが多く見られます。
価格については、この価格でも良いのかと疑うほど割引率の高い部屋もあり、実際に安い価格の部屋に宿泊しても奇麗でサービスもよく、満足だったという声が多く見られました。
また、前日までキャンセルをしてもキャンセル料金がかからないホテルも多くあり、きちんと料金も戻ってくるという点も便利で高評価です。
agodaにはベストプライス保証というサービスがあり、予約した内容が他のサイトよりも高かった場合、宿泊前なら表示価格を下げる事が出来、宿泊後であればその差額分を返金してもらうことができ、実際に申請して価格が下がったという口コミもあり、満足度の高さに繋がっています。
agodaのホームページでは子供料金が入力しやすいフォームになっていたり、全国旅行支援キャンペーン等、季節限定の政府の旅行支援策の割引も適応された状態でプランが表示されるところは便利という口コミがありました。
agoda(アゴダ)をより安く利用するコツ
agodaには、いくつか安く利用できるクーポンやサービスがあります
・今日のクーポン・割引料金というページにクーポンが掲載
・シークレットディール
こちらのようにagodaにはホームページにクーポンが掲載されており、部屋を選んだ後にクーポンの欄が掲載されていれば、そこに入力することで適応されます。
また、agodaにはシークレットディールというサービスがあります。
宿泊したいエリアで宿泊施設を検索すると一緒に結果として表示されるものの、ホテル名は不明で価格も不明ですが、激安で泊まれるというものです。
内部の写真や場所もわからない代わりに格安で予約できるサービスです。
予約した直後にはホテル名や場所など詳細な情報は入手できますが、キャンセルはできないので注意が必要です。
agoda(アゴダ)はどんな人に向いている?
agodaは、幅広い宿泊施設の宿泊在庫数の確保とホームページの開発を手厚く行いながら、自由で便利に予約出来るようなサービス向上を行っていることから、旅程を自分で考え、気軽に安く旅行に行きたい方にピッタリであると言えます。
今まで泊まれなかった人気高級ホテルを安い価格で泊まれる上、航空券とセットにすればより一層旅の自由度と満足度は増します。
今まで、旅行代理店のセットプランで航空券と安いホテルのセットを探していた場合は自らの手で、質の良いホテルと航空券をセットにする事が出来るのです。
サービスを見ると、困ったときにすぐに連絡が取れないケースがあるので、海外のホテルで言語の違いで意思の疎通に問題がある場合や、記念旅行の様にサービス重視の旅程を希望する場合は、きちんとバックアップ体制のある旅行代理店のプランを選択する方が無難かもしれません。
agodaは、世界最大規模のオンラインの旅行代理店として、日本の旅行業界に確かな変革をもたらしており、破格の値段だけでなく、予約のしやすさを追及する事で、旅行をもっと親しみやすい存在に変化させて行く事でしょう。
agodaと同じグループに属している会社である「ブッキングドットコム」の安い理由についても下記にまとめていますので、こちらもご参考にしてください。